メーカー 三菱ふそう
車種 QKG-FS50VZ 三菱ふそうトラックバス
年式 2014年式
施工個所 スーパーグレート ルーフパネル 取替 SUPERGREAT
作業日数 約10日
FUSO製のスーパーグレートトラックのキャブルーフパネル取替の板金修理です三菱FUSO スーパーグレートのルーフパネルを凹ませてしまった車両が入庫してきました。
ルーフパネルの歪みが線状のしわが出る歪みがあるため、交換作業になりました。
室内の内張りとカーテンレールも曲がっております。
左右、前方にも歪みが生じておりました。
修理前に周辺に傷やへこみがないかを確認しました。
右ドアの上部のルーフサイドパネルの歪みがありました。
左後部のベットパネルに歪みがありました。
左のミラーの付け根部分の歪み
左ドアの傷を確認しました。
ドアは作業性を考え外して修理しました。
室内の内張りを外したところです。
フロントガラスは外さないとルーフパネルが取り換えることのできない構造なので外しました。
フロントガラスは再利用するため、ガラスを押さえているウェザーストリップは取り外し時にガラスが割れることを防ぐため取り替えました。
ルーフパネルのシーラーを撤去して
スポット溶接部分をみえるようにします。
スポット溶接部分をスポットドリルにて一つずつ取り外していきます。
ルーフパネルを撤去したものです。
新品の部品は木枠に梱包されております。歪み防止の為だと思われます。
ルーフパネル内側の骨格は別になっているので、正確に元の位置に合わせていきます。
固定した後に、スポット溶接にて溶接していきます。
ルーフが曲がっているので、上方向に引っ張っていきます。高さが2mを超えるので落下防止など十分注意して行います。
ルーフを撤去したところです。
ルーフパネルを借り合わせした後に、スポット溶接機にて固定します。市販のスポット溶接機はそのままでは届かないので、溶接機本体を持ち上げて溶接しました。
歪みのある部分はすべて板金していきます。
ルーフや板金を行うにあたり、室内の物に火花が飛び、傷をつけてしまったり、溶かしたりしないようにスパッタシートにて養生しました。シートは2重にしました。
ルーフの内側を塗装します。見えなくなってしまいますが、錆などを防ぐことと、元に戻すことを目的に純正色で塗装しました。キャビン内で塗装するため、内側をすべて養生して塗装の飛散防止のために丁寧に行いました。
ペーパーにて足付けして、プラサフを塗装、その後、純正色に塗装したところです。
ルーフパネルの外観も丁寧にマスキングしました。作業場所が高いこともあり足場を組んで安全帯をしながらの作業になりました。手前に見えるのが足場です。
キャビンの全塗装に近い形になりました。お客様にとってはこれから数年以上使用する車、このような形で塗装を行うことで長く使用することができると感じています。