メーカーマツダ
車種マツダ 深ダンプ
年式1996年式
施工個所ダンプボデー 内側腐食部分の補強に伴い ステンレス施工
作業日数約4日

2tの深ダンプです。

平成8年車で丁寧に使っていましたが、運搬するものは肥料やし尿なので

ダンプの内側は、腐食して朽ち果てていて錆に腐食されていました。

他では修理することは難しいといわれたようで、弊社に相談がありました。

腐食している部分は補修したあとに

ダンプの内側に3mmのステンレスを張りをしてはという提案をさせていただきました。

ステンレスは錆びにくいという性質を持っています。決して錆びないのではありませんが。

SUS304 2B(最後に説明)のステンレスは耐食性にたいへん優れているのでこちらの材料を使用しました。

荷台内部にぴったりになるように加工したステンレスを借り合わせしていきます。

写真左下側、床面の角度に合わせて曲げ加工をしました。

前立て部分上部はステンレス加工したものを、穴あけ加工したのちステンレスボルトにて固定しました。

前立て部分は上部が曲げ加工してあるのでさらに強度が増しています。

ダンプの中間部分が歪んでいたため、まっすぐになるようにジャッキを使用して修正しています。

この状態で、仮止め溶接をしていきました。

その後、半自動溶接機にてステンレス溶接をいたしました。

弊社では、株式会社 ダイヘン 様のWelbee Inverter M350を使用して作業をしております。

ダンプのリヤゲートの内側にもステンレスを施工いたしました。

ステンレスにしたので、腐食が防げ掃除も一段と楽になったようです。

SUS304

SUS304はクロムとニッケルを成分に含むオーステナイト系ステンレスで、最もよく使われるステンレスです。
基本的な性質は、耐食性に特化したタイプには及ばないものの、
大気中での耐食性、耐酸性、耐孔食性、隙間腐食への耐性といった錆や腐食に強い点がまず挙げられます。
高温強度、高温酸化、高温硫化、低温強度、低温靭性といった高温や極低温の双方の環境で耐熱性と強度を維持する性能を持っています。
常温でも疲労、切欠感受性に強いといった強度面で優れます。
加工性については、溶接がしやすく、冷間成形においては深絞り加工、張出し加工どちらにも優れた特徴を見せる材料です。
SUS304(別名18Cr-8Ni、18クロムステンレス)はステンレス鋼材のうち、耐熱鋼としても最も広く普及しています。
耐食性、溶接性、機械的性質が良好なことで知られます。
18クロムステンレスと呼ばれるのは耐食性を司る成分であるクロムが18%以上含むことが理由です。
クロムの量は、錆に対する強さに影響する要素です。
耐食性に優れたステンレス鋼種は、SUS304の炭素を減らしたSUS304Lや
窒素を添加して強度を高めたSUS340LN、
ニッケルを増やしモリブデンも添加したSUS316、その材料からさらに炭素を減らしたSUS316L、SUS316LN
チタンを添加したSUS316Ti、
硫酸への耐性をあげるため銅を添加したSUS316J1、SUS316J2
チタンやニオブを添加したSUS321、SUS347等があります。

2B

2B材は板金加工の材料としては多く使われている材料です。
2Bと言うのは、No.2(2番目の製造工程)材に光沢(Bright)が出るように加工を施しすことを表しています。

SUS304と2Bの間に「CP」や「CS」と言う文字が入ることがありますが、これは冷間圧延(Cold)に、それぞれ板(Plate)と帯(Strip)の頭文字を取ったものです。板材はそのままでも使用できますが、帯鋼は巻きグセが付いているので、加工前に巻きグセをとる加工が必要となります。