メーカー 三菱FUSO キャンター
車種 キャンター ダンプ車 KC-FG507BD 平成10年式
走行距離 110,000km
施工個所 三菱FUSO キャンターKC-FG507のダンプのフレームが曲がってしまった車両の修理
作業日数 約50日
価格 約1,300,000円(部品代含む)
ホームページを見ていただき、
東北地方からの問い合わせでした。
ホームページからの問い合わせで、写真を送っていただき、判断させていただきました。
雪を積んで使用していたら、フレームが曲がってしまった、とのことでした。
東北地方という事もあり、フレームの腐食も考慮させていただき見積りを作成させていただきました。
あくまで概算見積にという事をお伝えさせていただきましたが、
修理できるのであれば、という事でお客様が車両搬入をしていただけることになりました。
入庫時の状態の写真でした。
写真のリヤタイヤ付近より下側にフレームが曲がっていました。
そのため、リヤタイヤより後方が上がって見えました。
キャンターの右からの写真でした。
写真左側のフレームがリヤタイヤデフ付近で下向きに曲がっているため
フレームがくの字に曲がっているため、デフ、リヤタイヤ後方が曲がっていました。
右側から拡大して撮影しました。
キャンターのフレームが曲がっている写真でした。
ダンプの上下の作動は、キャブに接触していましたが、
問題ありませんでした。
キャンターの右側後方から左側のフレームを撮影したものでした。
リヤホーシングの前方リヤリーフスプリングの中間付近で下向きに曲がっていました。
キャンターのフレーム下側から確認して撮影した写真でした。
フレームの下側が経年の影響と、融雪剤などの影響と考えられる腐食がありました。
フレームは腐食で一部無くなっているところもありました。
KC-FG507キャンターのフレームの右側から撮影したものでした。
下側に曲がっていたフレームを修正しているところの途中の写真です。
フレームの拡大写真です。
フレームが曲がった時の力で、写真のように歪んでいました。
三菱FUSOキャンターのフレームを修正している写真です。
フレーム修理を行っていく中で、フレームの鉄板が腐食により薄くなっていることもあり、下側に仮の補強材を固定してシャコ万力を使用して固定していきました。
シャコ万力(尺万力)を使用して元の位置に戻していきました。
この後の作業では、固定したフレームを溶接して行きました。
三菱FUSOキャンターKC-FG507のフレームを溶接していきました。
右側から撮影したものでした。
元の位置に修正固定した状態で、溶接していきました。
左から撮影したものでした。
ダンプを上げた状態で、フレームを修正していきました。
右側を溶接しているところです。
左右のフレームを溶接修理を完了したところです。
溶接終了後に、フレームの曲りを測定して曲がりのないことを確認しました。
フレーム補強材を加工しているところです。
4.5mmの高張力鋼を使用してフレーム補強材を作成していきました。
フレームの補強材をフレームに合わせて加工していきました。
使用している穴を一つずつ位置を合わせて穴加工していきました。
加工したフレーム補強材を固定していきました。
シャコ万力(尺万力)を使用して隙間が出来ないように
仮合わせしているところの写真でした。
三菱FUSOのキャンターのフレーム内側について、腐食と補強を兼ねて
同様に加工した補強版を仮り合わせしていきました。
フレーム補強は左右のバランスを考え、同じように補強していきました。
補強材を溶接して固定した写真でした。
補強材が白いのは防錆塗装の下地を行ったため白い色になっています。
三菱FUSOキャンターKC-FG507にフレーム補強を行い、下地塗装を行った後に
防錆塗装を行いました。
この塗装は、豪雪地域やロードスイーパー(道路清掃車)などの
融雪剤に常にさらされる地域において使用される塗装を行いました。
フレーム回りの取り外した部品を取り付けていく中で
バッテリーのターミナルケーブルが腐食していましたため、
弊社で製作して取付を行いました。
修理完了後、ダンプの作動の確認を行っているところの写真です。
初めはこのように曲がっていたフレームです。
フレーム修理を行い、補強材で補強していきました。
キャンターのフレームを最後に測定しました。
上下の曲りの測定と左右の曲りの測定を行いました。
修理した結果問題ないことを確認して
完成になりました。