令和6年4月1日発行号
通巻 429号
株式会社 肉牛新報社 平成元年1月23日第3種郵便物認可
肉牛ジャーナルに掲載させていただきました。

肉牛ジャーナル
肉を考え牛飼いを思う専門情報誌
〇THE BEEF CATTLE MAGAZINE

特集
牛肉販売のヒントを探る

肉牛ジャーナル 家畜運搬車 畜産 家畜 牛 豚

家畜運搬車を製造していて、より多くの畜産農家の方に、弊社の家畜運搬車製造の取り組みについて知っていただきたく肉牛新報社の肉牛ジャーナルに家畜運搬車の広告を掲載させていただきました。

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特集
牛肉販売のヒントを探る

をどうしていくか検討しているところだそうだ。
ネット販売を始めるにあたっては、いきなり自社サイトを立ち上げて販売するよりは、 まずはECモールに出店し、そこで販売のノウハウを身につけることは決して悪いことではないとB氏は言う。「消費者と直接繋がれれば、それに越したことはありません。しかし、いきなりは難しいですから、個人的には、まずはECモールで勉強し、 そのあとで自社サイトを立ち上げるのが望ましいのではないかと思います」とB氏は語った。ただ、個人サイトはECモールに比べて最初は集客力が劣るので、そこは 「SNSでの情報発信が必須になると思います」と付け加えた。

九州: C農場

九州のC農場は、自社でこだわって生産した牛肉を直接消費者に販売して喜んでもらいたいという思いと、飼料の高騰や枝肉価格の低迷から新たな収入源を作りたいという思いでネット販売に乗り出した農場である。
ネット販売を始めるにあたっては、自社でサイトを立ち上げるのではなく、集客力があり商品を配送するための環境も整っていることなどからECモールへ出店することにしたそうで、「普段の農場業務もあるので発送作業はできるだけ手がかからないようにしたかったし、まだ慣れていないので最初はできるだけ簡易に作業できるものを選びたかったのもECモールを選んだ理由になります」 とC氏は話した。
商品の流れについては、地元の食肉市場に出荷し、それを相対で買ってもらってその中から自社で必要な部位をパックにまで加工してもらい、それを買い戻して販売するという形態をとっている。まだネット販売を始めて日が浅いC農場だが、 売れ行きについて尋ねると、期待したほど伸びていないとのこと。その理由について前田氏は「加工まで業者に委託しているためどうしても原価が高くなってしまいます。そこで利益を出そうとするとその分を価格に反映させなければならないので、販売価格が同じモール内の同業他社より高くなってしまい、そこがネックになっています」と述べ、どのようにしたら価格に見合った付加価値をつけられるのか思案を巡らしているところだという。今後は、利益率の改善と売れ行きアップを図りながら、しばらくはECモールでの販売を続けていくとともに、ECモールよりも手数料がかからずネットショップを作成できるサービスを活用した販売も考えているとのことだ。

終わりに

インターネットの普及により、昔に比べて生産者が自分の育てた牛の牛肉を直接販売できる環境が整ってきている。今回の記事がネット販売に関心のある方にとって参考になれば幸いである。

(矢野 仁得)

参考文献
厚生労働省HP 「食品衛生法等の一部を改正する法律」に基づく政省令等に関する説明会

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/haccp/index_00003.html

牛を考え牛飼いを思う専門情報誌
家畜運搬車製造にかかわる弊社として
掲載させていただきました。

令和6年4月1日発行(毎日1日発行) 第37巻第4号(通巻429号)
平成元年1月23日第3種郵便物認可 ISSN1344526×