2021年11月中旬より家畜運搬車の製作を開始いたしました。

日野自動車 デュトロ 3.5t車で牛運搬車製造します。
牛運搬車です。
床の素材をステンレス縞板で設計しました。
ステンレスはアルミ以上に腐食性にすぐれており、
耐久性に優れています。

強度は鉄より強く、アルミの床板の下に木材を使用したもの以上に
腐食、耐久性、耐消毒に優れています。

運搬時に糞尿などが外に流れ出ないように
床の左右と後端床部分に溝を設計しました。

左右のあおり(アルミブロック)から流れ出た時でも対策できるように
土台を返し機構、その側に曲げて飛散を防止しました。

前方部分に取り付けるウィンチは、前方のフレーム部分に取付
ボディ内の前側上部部分からはワイヤーのみが出ている構造の設計です。

後方の登坂板は扉構造で設計しました。
扉はアルミブロックの組み込み扉を使用しています。
表面に腐食防止にステンレス
登坂部分はアルミを加工したものを取り付けます。

縦根太、横根太をアルミ製で製作
ボディのずれを防ぐためのブラケット
対向ブラケットをステンレスでオリジナルで製作しました。

弊社では設計にAUTODESK社のFusion360を使用しています。
2DCAD図面はある方向からの書かれています。
引き出し線、陰線などの線も含まれています。

3DCAD図面があれば、お客様が形状を直感的に理解できます。

設計段階で家畜運搬車の試作品を簡単に製作することができます
複雑な部品であっても、3次元形状3DCADがあれば形状を理解するための工数を削減して、加工方法の検討ができます。
3DCADで部品を組みあわせた際の干渉チェックや解析、動作確認ができるため、干渉などのケアレスミスや設計の後戻りを防ぐ事が出来ます。

3DCADを活用することで得られるメリットは、完成形の確認が容易に行えるという点を考慮しました。
2DCADによる設計では正面図、平面図、側面図など、完成形を想像しなければなりません。

3DCADは、設備設計における各部位の形状を一目で認識できる点が導入した最大の理由です。
干渉のチェックや製品のズレや位置関係が立体的に把握可能なため、完成形に近い状態で打ち合わせ可能です。
さらに、完成形に近いため、打ち合わせの時間の短縮につながります。

これらのメリットに加えて、各種の部品や仕上げに必要なデータを図面としてまとめられるので、
設計図面や指示書類などを自動的に出力できるメリットがあります。
修正や変更を行う際も3DCADで作った図面があれば、工数や費用の削減にもつながります。

選定にあたりFusion360のデータは二次元化することもでき
3次元CADで3Dデータを作成していれば二次元図面への投影がスムーズなので導入致しました。