DAIRYMAN デイリーマンに広告を掲載させていただきました。

昭和26年4月4日第3種郵便物認可
令和7年1月1日発行 (月1回1日) 第75巻第1号

2025
DAIRYMAN

デーリィマン
VOL.75 No.1
ISSN0416-6272

新春特大号
新春座談会 突破口を切り開く

デイリーマン DAIRYMAN 家畜運搬車 家畜 畜産 牛 豚

特集
I DIYで理想を実現
Ⅱ 乳質向上で収益アップ
Ⅲ いくぞ! 北海道全共
IV 経営をつなぎ地域を守る

特別ルポ 能登半島地震から1年/新春アンケート 全共北海道大会への期待

デーリィマン公式キャラクターの名前を大募集!

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まうことが多かった。 そこで酪農協担当者から「給餌量が少ない」 と指摘を受け、 乾乳期から分娩後ピ
ーク乳量までの配合飼料の量を増やし増給ペースを変更。給餌スコップ一杯の量も厳密にチェックした結果、 病気は少なくなった。 搾乳頭数は継承時の30頭から22頭へと大きく減少してしまったが、ここから元の30頭への回復を目指す。「搾乳頭数が減ったのは残念だが、牛群が若返ったとプラスにも捉えている。搾乳頭数回復に向け、繁殖検診で獣医師と飼養管理が適切かすり合わせして、発情発見や育成管理にも力を入れたい」 と帆乃佳さん。
 他にも分娩前後3週間の移行期の管理に苦労したが佐藤さんからの助言や酪農協職員、全酪連や獣医師との話し合いを受けて給餌を見直していった。

研修生から選んでもらえる牧場目指して

 今後は新規参入のモデルを示すことも狙い、誰でも給餌、除糞や牛の移動がしやすい作業動線を模索
していく考えだ。「酪農経営は大変なことの方が多いが、牛へのアプローチで乳量が変わり、成功も失
敗も全部そのまま返ってくるのは大きなやりがい。酪農を学びたいという人から『研修に行ってみたい』と選ばれる牧場を目指したい」と帆乃佳さんは力を込める。
 アカデミー職員で、 福島エリア担当の牧瀬秀志さんは「就農して1年が経過し、これから二人の色が
出てくると思う。計画を上回る収支を達成しているのでこれを継続してほしい。今後は畑作業を自分た
ちで計画立ててできるようになれば良いと思う。これからも世話になった人への感謝の気持ちを忘れず
に」と話す。 アカデミー事務局の板倉雅治さんは 「前経営者の佐藤さんは県内でもトップクラスの経営者で、(株)ソリマチから優良経営賞を受賞するほどだった。少しでも佐藤さんに近づけるようこれからも頑張ってほしい」とエールを送る。【宮田 寛央】

DAIRYMAN 第75巻 1月号
昭和26年4月4日第3種郵便物認可
令和7年1月1日発行(月1回1日)

発売所
デーリィマン社
発行所 札幌本社 札幌市中央区北5条西14丁目
    東京本社 東京都豐島区北大塚2丁目B69 ITY大塚ビル3階