メーカー 日野 HINO
車種   日野 プロフィア QPG-FR1
年式   2016年式
施工個所 日野のプロフィアのFR1フロント周りの事故修理車両です。
作業日数 約1日

日野のプロフィアの入庫です。
QPG-FR1のフロント周りの事故修理車両です。できるだけ急ぎで修理してほしいという要望でした。
事前に車両の写真をお客様から預かり、損傷個所を確認していただき事前に部品を注文して入荷してからの入庫になりました。
事前に部品を注文しておくことで、入庫時間の短縮と作業時間の短縮を図っています。そのことで、1日でも多く車両が運航できるように考えております。

HINO プロフィア 日野

車両の入庫時の写真です。損傷個所にマスキングテープを張り損傷個所を再確認しました。
前方からの衝撃によりキャブの乗り降りに使用する部分(反射板がついているステップ)ステップカバーと干渉しています。
その上側の部品にも損傷がありました。フロントステップカバーという部品名称です。ドアを開けると確認することのできる部品です。

FR1 プロフィア

右前方上部より撮影したものです。ヘッドランプとフロントバンパーが接触干渉しております。日野のプロフィアのフロントバンパーは鉄製の為大きな衝撃を受けると曲がることが多いです。このような状態で、ヘッドライトと干渉した場合は多くの場合ヘッドライトにも損傷を与えることが多いです。

FR1 プロフィア

左上部からフロントバンパーを撮影したものです。新車時はヘッドランプとフロントバンパーにはこのような隙間(スペース)はありますが、大きなクリアランスがないため、比較的多くの車両がヘッドライトも同時に損傷することが多いです。日野のプロフィアのヘッドランプの表の面はプラスチック製なので、割れることは少ないです。
今回の車両はヘッドライト表面には大きな傷がありませんでしたが、事前に確認をしていただいたら、裏面に損傷があるということでした。

FR1 プロフィア

フロントバンパーを取り外した写真です。バンパーを取り外すためにはフロントバンパーの黒い部品バンパーグリルを取り外します。
ボルトが見えるようになるので、ボルトを取り外すと、フロントバンパーが取り外せます。
フロントバンパーを取り外した状態で、ヘッドランプを見ると取付部の損傷が確認できました。

FR1 ヘッドライト

ヘッドランプをとりはずすと、ヘッドランプの後の面が大きく損傷していました。また、写真中心にある部品が損傷しています。この部品は配線と配線をつなぐ為のコネクターでこの部分にも損傷がありました。

FR1 ヘッドライト

事前に注文したいた部品との比較写真です。ヘッドランプが取り付くプラスチックの部品も損傷していました。

FR1 バンパーブラケット

写真の部品は、ヘッドライトが取り付くところの部品で、ヘッドライトマウントブラケットという名称です。ヘッドライトマウントブラケットについても、曲がっている判断で事前に注文をしておきました。新品部品と比較すると取り付け部分にねじれがありました。

日野 プロフィア ステップ

右側のステップの一番下の部分につくステップです。上部の見える部品は1stステッププレートです。

フロントバンパーと大きく干渉していたプラスチック製の部品です。反射板がついている部品でステップカバーです。左側が新品の部品です。

FR1 ロアステップ

損傷している部品を取り外して、ステップを取り付けたところです。

FR1 プロフィア

フロントバンパーは白色でメーカーより補給されますが、ヘッドランプの上部部品で、フロントバンパー上部にボルトで取り付く部品フロントバンパエクステンションはグレー色の補給なので塗装が必要です。

フロントバンパエクステンションを塗装して乾燥しているところです。

フロントバンパーの下に装着されるプラスチック製の部品でフロントスポイラは黒色での部品供給の為同様、同様に白色の塗装を行いました。

日野 プロフィア HINO

分解した逆の順番に組み立てていきました。
フロントバンパーを交換したことのよりフロントステップカバーやステップカバーとのクリアランスは新車時と同様で左右の違いがなくなりました。
また、ヘッドランプマウントブラケットを交換したことによりヘッドランプとフロントバンパーの隙間が左右同じになりました。
ヘッドライトの光軸を調整して走行時に適正な場所を照らすようにしました。
最後に車両を洗車して納車になりました。
事前に部品を注文して、1日でも早く納車できるようにしました。新品部品での対応で費用は掛かりましたが、車両を休ませなければならない時間とのバランスが大切だと感じました。