令和6年9月1日発行号
通巻 434号
株式会社 肉牛新報社 平成元年1月23日第3種郵便物認可
肉牛ジャーナルに掲載させていただきました。

肉牛ジャーナル
肉を考え牛飼いを思う専門情報誌
〇THE BEEF CATTLE MAGAZINE

肉牛ジャーナル 家畜運搬車 畜産 家畜 牛 豚

特集
経産牛肥育の魅力とは

家畜運搬車を製造していて、より多くの畜産農家の方に、弊社の家畜運搬車製造の取り組みについて知っていただきたく肉牛新報社の肉牛ジャーナルに家畜運搬車の広告を掲載させていただきました。

肉牛ジャーナル 家畜運搬車 畜産 家畜 牛 豚

新理事長就任インタビュー

しいのかどうか、考えねばならないと思います。

-今の能力であれば極端なビタミンAコントロールをせずともかなりの肉質は期待できるという話は聞きますね。

佐々木
できると思いますね。極端なことをいえば、配合飼料を使わない和牛生産というのもありかもしれません。例えばトウモロコシの一部とフスマ、大豆、この3種類を少し与えながら、粗飼料を飽食にして22ヵ月齢あたりで仕上げた牛。 枝重が何kgくらいになるか分かりませんが、1つの指針を示すためにも国には何か思い切った実験をしてもらいたいですね。

-肥育期間を短くすることで生産費が抑えられれば、より素牛に資金を投入でき、繁殖農家の収益性向上につながるという面もありそうですね。

佐々木
そうですね。ただし発育の悪い素牛では難しいと思います。良い素牛だからこそ、そういうことができる。その点、北海道は哺育・育成の技術が優れていますし、OPUをはじめとした受精卵移植技術の普及で血統も向上しています。いまや十勝家畜市場ではET牛だけでも月1000頭以上の子牛が上場されています。それだけの数の子牛を日々哺育・育成するわけですから、技術も高まりますよ。

-現状の打開には牛肉消費拡大も必要かと思います。組合は今年2月29日に東京の有楽町で、全国食肉事業協同組合連合会と共催で牛肉消費拡大のイベントを開催されていますが、 消費拡大の取り組みについてはいかがでしょうか。

佐々木
もちろん牛肉消費拡大については国にも要請を行っています。また私を含めて全国各ブロックに正副理事長がいますので、各地区やれる範囲で消費拡大の取り組みをできればと思っています。能登半島地震への対応で活躍された方々への能登牛の提供、需要拡大が期待できる機関等への働きかけなどを実施してきました。さらに地域は限定されますが、小中学校で地元産の牛肉を提供する取り組み等を計画しています。
2月のイベントでは国の和牛肉需要拡大緊急対策事業を活用しました。まだ事業予算が残っていると聞いていますので、うまく活用できればと思います。

-最後に読者の皆さんにメッセージをお願いいたします。

佐々木
いま現在の問題を1つ1つ対処し、組織として前向きな方向性を示すことができれば皆さん安心だと思います。現時点で課題は山積ですが、現状を守る、繁殖農家・肥育農家を守るということには、役職員一同、一生懸命頑張りたいです。

ーありがとうございました。(文責在記者)

牛を考え牛飼いを思う専門情報誌
家畜運搬車製造にかかわる弊社として
掲載させていただきました。

令和6年9月1日発行(毎日1日発行) 第37巻第9号(通巻434号)
平成元年1月23日第3種郵便物認可 ISSN1344526×