DAIRYMAN デイリーマンに広告を掲載させていただきました。

昭和26年4月4日第3種郵便物認可
令和5年10月1日発行 (月1回1日) 第73巻第10号

2023
DAIRYMAN
「世界のを知り、 世界の酪農とともに前進しよう!

デーリィマン
VOL.73 No.10
ISSN0416-6272

デイリーマン 家畜運搬車 家畜 畜産 牛 豚

視点 2023
アニマルウェルフェア指針への対応

技術ワイド
繁殖改善に向けた飼養管理と牛づくり
➀代謝プロファイルテストを活用した改善事例
➁潜在性低カルを防ぐ意義とその手法
➂5年のクロスブリーディング試験で見えたもの

新企画
連載 徹底活用一自給飼料

ゲノミック評価/乳用種雄牛評価成績(参考情報) 2023-8月
各地のホルスタインショー入賞牛紹介

家畜運搬車製造にかかわる弊社として
広告を掲載させていただきました。

デイリーマン 家畜運搬車 家畜 畜産 牛 豚

技術ワイド 繁殖改善に向けた飼養管理と牛づくり➁

を100~200g/頭加えてみて、それでもDCADが下がらない場合はバイオクロールを200~400g/頭の使用を薦めている。硫酸カルシウムやバイオクロールの問題点は牛の嗜好(しこう)性があまり良くないことで、乾乳用配合飼料や乾乳用TMRに混ぜ込むなど工夫が必要である。また、DCADもいくらでも下げればよいという話ではない。低カルシウム血症を予防するメリットと乾物摂取量を下げるデメリットを考え合わせたちょうど良い代謝性アシドーシスの値は-7meg/100gと考えている(図5)。具体的な給与方法は表の通りである。
 初産牛の分娩前1カ月は栄養要求が高く、乳熱のリスクも低いことから群分けして搾乳牛の餌を給与してもよい。ただ、分娩前にリンを給与し過ぎると低カルシウム血症につながることが知られている。クロースアップ飼料のリン濃度は乾物中0.4%未満にしたい。
 以上、本稿では低カルシウム血症を予防する意義と、そのために積極的に行うべき対策4点について述べた。4点の対策を行うためには乾物摂取量の充足が必要で、余裕ある飼養密度・十分な餌槽スペース・適切な暑熱対策・寝起きのしやすいベッドや滑らない通路が欠かせない。

家畜運搬車製造にかかわる弊社として
掲載させていただきました。

DAIRYMAN 第73巻 10月号
昭和26年4月4日第3種郵便物認可
令和5年10月1日発行(月1回1日)

発売所
デーリィマン社
発行所 札幌本社 札幌市中央区北5条西14丁目
    東京本社 東京都豐島区北大塚2丁目B69 ITY大塚ビル3階