メーカー TOKYU
車種 トレーラーダンプ
施工個所 トレーラーダンプの事故修理。フレームからベッセルダンプ部分の修理です。
作業日数 約60日
トレーラーダンプの事故車の修理です。TOKYU車輌のトレーラーダンプで今は、東邦車輛TOHO車両です。
積載物がある状態で右側に横転した車両です。
入庫した時の状態です。
トレーラーダンプを運搬するのに車両が大きく事故車ということもあり、前後に誘導車両を先頭に入庫してきました。
トレーラーダンプが右に大きくねじれています。
トラクターからトレーラーダンプを切り離した状態で右側に大きくねじれていました。
トレーラーダンプの右側からです。
トラックの修理前の左側です。
トレーラーダンプのカプラー部分は写真のようにねじれ損傷していました。
右後方からの写真です。
横転した時に何かがあったため大きくゆがんでいます。
トレーラーダンプの下側のメンバーはこのように大きく曲がっていました。
アウトリガーのコントロールボックスには損傷はありませんでした。
トラクターヘッドから切り離した状態で左後方のタイヤが浮きそうなくらいねじれています。
トレーラーダンプのアウトリガーは張り出した状態でした。
トレーラーダンプの左後方にゆがみが波及していました。
修理を始めるにあたり、トレーラーダンプのベッセル部分を上昇状態にします。
トレーラーダンプを上げてシリンダーの状態を確認しました。トラックの修理では作業前に確認をしています。
シリンダーは曲がっていて、先端部は切断されていました。現場で切断してダンプを下げ運べる状態にしたようです。トラックの事故修理では作業前に細かいところまで確認してからの作業になります。
トラックを修理するにあたりトレーラーダンプの積載部分とフレームを分離して修理しました。
トレーラーダンプのダンプ部分を取り外したところです。フレームを修正するために取り外ししました。
トレーラーダンプを下ろしているところです。25トンのラフタクレーンにて取り外しました。
トラックの修理工場として、弊社で行えることはすべて行うようにしております。工程管理とスムーズな納車のためにこのように自社で行っております。
上部の写真はトレーラーダンプを下ろした写真です。
ダンプのリヤトビラ左上部を確認すると歪みが確認できました。トラックの修理ではこのようなところも確認して修理をしていきます。
トラックの後方から右側を撮影したものです。
トレーラーのシャシフレームの状態です。写真からみて右側にねじれていることが確認できます。
トレーラーのシャシフレームが前方から見て右に大きくねじれています。
後方から見ると左に曲がっていました。
フレームを修正しているところです。
フレームの修正に2人で約7日間、約150時間くらいかかりました。
左側上部に見える穴が、トレーラーダンプのリンク機構がつくところです。
フレームの修正が終了して、トレーラーダンプのリンク機構の一部を取り付けたところです。
トレーラーダンプを作業しやすい場所に移動ました。トラックのリヤゲート部分を見ると柱の歪みとリヤのデートの歪みが確認できました。
ダンプを修正するにあたり、破損部分を撤去していきました。
ダンプの右側上部の歪んでいる骨格を撤去しました。
ダンプ上部を酸素切断機にて溶断していきました。
後方から前方にかけてすべて撤去していきました。
後方の柱部分は歪みがないので残しました。
右側の下側部分も撤去していきました。
右側の下側部分の骨格です。切断後サンダーで次の作業がしやすいように仕上げていきました。
右下に見える筒のようなものがダンプのシリンダーです。
破損部分の撤去が終了して、トレーラーダンプのベッセル部分の修正を行うにあたり、フレームに積載して修正していきました。
右側の一部は内側のパネルの一部も撤去してあります。
このように撤去しました。
修正が完了したところです。
右側の縦の骨格の一部も撤去しました。
右後方の柱も修正時に負荷がかかるため撤去しました。
平坦なところで、水平を再確認したところです。
上部の骨格を取り付けていきます。
骨格のねじれを防ぐためにブラケットをつけています。
万力クランプにて固定しているところです。
前方から後方にかけて固定しているところです。
後方の骨格も取り付けていきました。
トレーラーダンプの下側外板骨格を取り付けたところです。前方のチェーンは溶接時に歪みを防止するためにつけています。
トレーラーダンプの外板骨格を取り付けたところです。
塗装して完成したところです。
トレーラーダンプの修理完成です。