DAIRYMAN デイリーマンに広告を掲載させていただきました。

昭和26年4月4日第3種郵便物認可
令和6年8月1日発行 (月1回1日) 第74巻第8号

2024
DAIRYMAN
世界のを知り、 世界の酪農とともに前進しよう!

デーリィマン
VOL.74 No.8
ISSN0416-6272

視点 2024
求められる”環境調和”型酪農

デイリーマン 家畜運搬車 家畜 畜産 牛 豚

技術ワイド
➀逆性せっけんの消毒効果高めるマイクロMIX法
➁“互助会”が成果上げたサルモネラ症対策事例
➂鳥類の畜舎侵入防ぎ病原体伝播のリスク抑える

夏休み企画
酪農自由研究のタネを探そう! / 親子でつくろうミルク料理

第50回カナダ ホルスタイン酪農視察旅行参加者募集
各地のホルスタインショー入賞牛紹介

デイリーマン 家畜運搬車 家畜 畜産 牛 豚

今回のケースで発生した2戸に対する算定額は薬品費、消毒費、資材費、牛処分費、救済費など合計でそれぞれ178万8,221円 (自殺牛3頭)、 379万4,164円 (自衛殺牛4頭) となった。

陽性牛を早急隔離し消毒や全頭検査を徹底、2カ月で終息

サルモネラ症が発生した際、当農協内部での対処方針の決定を踏まえ、互助会規程に基づき関係機関で構成する北宗谷農協家畜伝染病予防対策会議が設置される(図)。当農協、自衛防、NOSAI北海道宗谷支所、宗谷農業改良普及センター、個人開業獣医師らで構成し、サルモネラ症の治療・予防・環境衛生などについて協議する。
23年のサルモネラ症の発症確認日は1例目が8月10日 2例目が8月23日で、発生地域では病原菌のまん延に不安の声が上がっていた。 合計4回会合を開き、感染拡大防止策を協議した。
サルモネラ症が発生した2つの農場の現場対応ではまず、陽性の経産牛を早急に牛舎施設内で隔離した(シートで遮断)。その後、農協営農部職員を中心に関係機関にも人的協力を仰ぎながら、防疫車および高圧洗浄機による牛舎内消毒を徹底した。
その上で担当獣医師と治療スケジュールを合わせ全頭検査(2週間間隔)を繰り返し、両農場とも23年10月中旬には2回(個体および環境) の検査で連続陰性だった。この結果を本会議で報告し、構成メンバーで「終息」を確認、承諾した後の23年11月1日付で互助会員に「清浄化」を宣言した。

サルモネラ症が発生した場合は時間との勝負になる。対応が遅れるとその分、発症牛の増加および農場全体に病原菌がまん延する危険性が高まる。このため畜主による症状の「早期発見」と獣医師による治療および関係機関の「まん延防止対策」がポイントになってくる。これを実現するため互助会は、当農協がけん引役となり、各関係機関と情報共有や対策に向けた協議を継続しながら取り組んできた。このことが病原菌を封じ込め、短期間のうちに農場の清浄化を果たした要因と考える。

家畜運搬車製造にかかわる弊社として
広告を掲載させていただきました。

DAIRYMAN 第74巻 8月号
昭和26年4月4日第3種郵便物認可
令和6年8月1日発行(月1回1日)

発売所
デーリィマン社
発行所 札幌本社 札幌市中央区北5条西14丁目
    東京本社 東京都豐島区北大塚2丁目B69 ITY大塚ビル3階