車種 日野 大型バス ジェイ・バス QTG-RU1ASC
施工個所 ジェイバス製大型観光バスのアルミ製サッシ部の事故修理 QTG-RU1の貸切バス修理です
作業日数 約3日
価格 約150,000円
日野自動車が販売しているジェイ・バス製造の大型観光バスの入庫です。観光バスの開閉式ガラスサッシの窓枠部分に傷をつけてしまったため、修理の依頼がありました。
この部分はアルミ製で、通常は交換修理です。しかし、観光バスで修理日数を短くしてほしいという要望と部品を注文して交換すると時間がかかること。費用も考えアルミサッシ部分の修正を行いました。
アルミが変形して、線状の傷になっています。こうなった場合は交換したほうがと勧めますが、部品の入荷と費用を押さえたいという要望もあり修正することにしました。
まずはマスキングを行います。左側のアルミサッシに傷をつけないためにマスキングの下に厚紙を入れてからマスキングを行いました。作業中にガラスに傷がつかないように、同じように厚紙を入れてマスキング処理を行いました。
全面マスキングを行った後に、アルミパテを入れて修正します。視線より高い位置ですが歪みが少しもなくなるようにします。パテを入れ、乾燥させて平らに研磨していきました。研磨は周辺に傷をつけないためにダブルサンダーやシングルアクションサンダーなどは使用せずに、手作業で砥いでいきました。この作業を3度行いました。
平らになったことを確認した後に、2液のサフェーサにて下地の処理を行いました。
何重にもマスキング処理を行って、傷防止に努めました。また、範囲を広げてガラスの曲面に合わせてに仕上げていきます。そのご、全体をプラサフ処理を行いました。
塗装する前には、塗装が付着しないように全体をマスキング処理しました。
照明の反射で歪みなどがないかを確認します。アルミの部品の修正は素材の種類によっても違いもありますが、今回は費用を押さえたいという希望と時間短縮という希望があったので、このような作業になりました。