メーカー 日野
 車種   FD1JL J08C レンジャープロ
 年式   2000年式
 施工個所 日野レンジャープロの排気マフラーより排気漏れ車両の修理
 作業日数 約1日
 価格   約50,000円
日野 レンジャープロのエンジンより排気漏れがしているとの連絡がありました。
 エンジン回りを点検したら、エンジンの排気マフラーより排気漏れが確認できました。
キャブを上げて作業を行いました。
 エンジンの防音装置、サイドカバーを外していきました。
 その後、エキゾーストパイプを外していきました。
 エンジンの右側についているターボを外しました。
 上の写真は、ターボを外したところです。
車両を右側から見た写真です。
 エキゾーストパイプを外して確認した所、ボルトが折れており、そこの部分より排気漏れを起こしていました。
排気漏れを起こしている場所でした。
 矢印の部分のボルトが折れていることにより、エキゾーストパイプとエンジンとの接触面に隙間が出来て排気漏れを起こしていました。
J08Cのエンジンの折れているボルトの中心に、ドリルで穴をあけました。
 穴をあけたところに逆タップ、逆タッピングという工具をさした写真です。
逆タップとは
 潰れたネジを取り除く工具のことです。
 ネジの先端がナメてしまった時に、ドライバーでは外せなくなったネジを外す事ができる便利な工具です。
 ネジ山やボルトが折れた時には、ドライバーなどでは取り除く事ができなくなります。
 そこで逆タップを使用します。
 ドリルで下穴を作った後で、ネジ部に逆タップをねじ込み回転させることで、折れたねじや、潰れたボルトが外れます。
 ネジ部は通常のネジ山とは違い、逆巻きになっています。
J08Cのエンジンのボルトを逆タップを使用して取り外した写真です。
ボルトを取り外した後に、新品の排気ガスケットを取り付け、
 エキゾーストパイプを取り付けました。
 その後に、ターボを取り付けてマフラーパイプを取り付けました。
 エンジンを始動して、排気漏れの検査を行いました。
 無事排気漏れが治りました。
 排気漏れを起こしていると、そこの部分より排気ガスは出ているため、周辺の部品は排気ガスにより熱せられて破損していきます。場所によっては、ハーネスや配管を溶かしたり、車両火災を起こしかねません。
 排気漏れを起こしているときは、すぐに修理することをお勧めいたします。








