DAIRYMAN デイリーマンに広告を掲載させていただきました。
昭和26年4月4日第3種郵便物認可
令和7年2月1日発行 (月1回1日) 第75巻第2号
2025
DAIRYMAN
デーリィマン
VOL.75 No.2
ISSN0416-6272
視点 2025
飼料自給力強化の道筋

技術ワイド
観察・データ管理のスマート化
➀データ管理の高度化進むファームノートの費用対効果
➁牛舎熱環境見守りサービスと家畜用天気予報の活用法
➂広島県発、 ICT機器の“ワンアプリ化”で経営改善へ
新企画
獣医師と削蹄師がギモンに答えます
ゲノミック評価 2024-11月/各地のホルスタインショー入賞牛紹介

写真2 札幌市のホテルで開催されたチーズ工房ワークショップ
(2024年7月)
伝える予定である。
チーズの試作
24年6月から7月にかけてJチーズスターター利用者を募集したところ、24工房から応募があり、17工房が試作を開始している (25年1月15日現在)。当協会は補助スターター用乳酸菌の4菌種 (表)について順次、メーカーにDVS製造を依頼し、完成したDVSをチーズ工房へ提供するとともに、チーズ試作のための原料乳や消耗品費用などの助成と菌株保有機関の専門家によるアドバイス(無償)を行っている。
今後はJチーズスターターを使ったもの(試作品)と使わないもの(従来品)を同時期に製造し、試作品と従来品の分析 (遊離アミノ酸18種、熟成度、官能評価など)を行い、その結果を製造したチーズ工房と共有し、チーズづくりの参考にする予定だ。取りまとめた分析データは、随時当協会のウェブサイトに公表していく。
消費者向けイベント
Jチーズスターターを使用したチーズの需要創造のため、一般消費者向けの試食会、専門家による講演、チーズ工房トークセッションなどを含むイベント「国産乳酸菌で作るオリジナルチーズ試食会一Jチーズスターターの魅力を味わうー」を3月に東京都で開催する準備を進めている。24年度は参加可能人数に限りがあることから、招待制とするが、専門家による講演やチーズ工房トークセッションを下記の要領でライブ配信するので、興味のある人は2次元コードからアクセスして参加してほしい。
Jチーズスターターを使ったチーズ職人の生の声を聴くことができる。
・ウェブ配信日 : 3月12日(水)午後0時30分から午後1時30分まで(https://www.youtube.com/live/jTyrmO30BQM)
・主催:(公財) 日本乳業技術協会
当協会は国産チーズスターターが日本のナチュラルチーズの高付加価値化・差別化のための有用な武器になると考えている。25年度もJチーズスターターを利用してチーズを試作するチーズ工房にはスターターの無償提供、生乳代・消耗品費・試作品分析費用の助成、専門家の助言を行う予定である。チーズ工房の皆さんには、消費者イベントのライブ配信視聴や25年度のチーズ工房ワークショップ(ハイブリッド形式)への参加を検討いただきたい。詳細は当協会ウェブサイトで順次公開する。
電話、メール、ウェブサイトのフォームによる問い合わせも常時受け付けている。お気軽に問い合わせいただきたい。
プロフィル
つじやまやよい
1960年生まれ、 神奈川県出身。85年東京農工大学大学院農学研究科獣医学専攻修士課程修了、農林水産省に入る。 2019年農林水産省退職、(公財)日本乳業技術協会に入る。 20年から現職
(公財) 日本乳業技術協会(吉田)
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-14-19
URL:www.jdta.or.jp
メール: cheese@jdta.or.jp
TEL: 03-3264-1921
DAIRYMAN 第75巻 2月号
昭和26年4月4日第3種郵便物認可
令和7年2月1日発行(月1回1日)
発売所
デーリィマン社
発行所 札幌本社 札幌市中央区北5条西14丁目
東京本社 東京都豐島区北大塚2丁目B69 ITY大塚ビル3階